続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
私は手紙を握りしめて、心当たりのある所に電話をする。
ー鳴海の実家
「綾香です。鳴海さんは帰っていますか?」
「帰ってないけど…。何かあったの?それより貴女って本当に疫病神みたいな人ね。うちの会社がこんな事になったのも、貴女が来てからよ?ちょっと聞いてるの?!」
ー綾香の実家
「鳴海さん来てる?」
「来てないわよ。何かあったの?」
ー高橋さん
「鳴海さんから連絡とか無かった?」
「無いけど…。何かありました?」
何処に居るの?!
もしかして……!!
私は急いで駅に行き、電車に乗った。
一度だけ、鳴海に連れて行って貰ったあの丘に着くと、私は鳴海の姿を探した。
鳴海はここに居る。
絶対に居るんだ…。
「鳴海ー」
大きな声で鳴海の名前を呼ぶと、丘の手入れをしに来ていたおじさんが、ビックリした顔で私を見た。
でも、私は気にしないで鳴海の名前を呼ぶ。
ズルいよ。
自分だけ言いたい事言って…。
「鳴海ー」
その時、一匹の白い猫が私の前に飛び出して来た。
「みぃー…?」
みぃは嬉しそうに擦り寄って来る。
そして、みぃはそのまま歩き出し、私はみぃの後を着いて行った。
ー鳴海の実家
「綾香です。鳴海さんは帰っていますか?」
「帰ってないけど…。何かあったの?それより貴女って本当に疫病神みたいな人ね。うちの会社がこんな事になったのも、貴女が来てからよ?ちょっと聞いてるの?!」
ー綾香の実家
「鳴海さん来てる?」
「来てないわよ。何かあったの?」
ー高橋さん
「鳴海さんから連絡とか無かった?」
「無いけど…。何かありました?」
何処に居るの?!
もしかして……!!
私は急いで駅に行き、電車に乗った。
一度だけ、鳴海に連れて行って貰ったあの丘に着くと、私は鳴海の姿を探した。
鳴海はここに居る。
絶対に居るんだ…。
「鳴海ー」
大きな声で鳴海の名前を呼ぶと、丘の手入れをしに来ていたおじさんが、ビックリした顔で私を見た。
でも、私は気にしないで鳴海の名前を呼ぶ。
ズルいよ。
自分だけ言いたい事言って…。
「鳴海ー」
その時、一匹の白い猫が私の前に飛び出して来た。
「みぃー…?」
みぃは嬉しそうに擦り寄って来る。
そして、みぃはそのまま歩き出し、私はみぃの後を着いて行った。