続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
ー翌朝

部屋のドアに、一通の手紙が挟まっていた。

鳴海からだ…!


私は急いで封を開け、中を見る。

…離婚…届…?


嘘でしょ…?


離婚届は、鳴海が記入する欄の全てが、記入されてあった…。

私はまるで、崖から突き落とされたような気分だ……。


封筒の中には、離婚届けとは別に、一通の手紙が入っている…。

私は、震える手で、手紙を開いた…。




綾香へ

まだ一年も経たないけど、この結婚生活、俺は幸せだったよ。
でも俺は考えた。
俺と居て綾香は幸せなのか…。
考えて、考えて、出した答えだ…。

本当は、ちゃんと話して書くもの何だろうけど、俺はそんなに強くないんだ。

離婚届けは、書いて机の上に置いておいてくれな。

後は俺が出しておくよ。

それから、出て行く時は、俺が居ない時に頼むよ。
今迄ごめんな…。


鳴海

< 13 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop