続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
「だから、一日でも早くお願いね」
お義母さんは嬉しそうにそう言った。
赤ちゃんなんて、まだそんな気にもなれない。
でも、鳴海も私も一人っ子だから、子供への期待は私一人に注がれるんだ…。
「…そうですね」
私はそう答えるしかなかった。
「まだ若いから、要らないなんて思ってたら、あっという間に年を取っちゃうんだから」
「……」
お義母さんは言いたい事だけ言うと、鳴海が帰ってくるのも待たないで帰って行った。
あんな人だったっけ?
私は物静かで優しいお義母さんしか、知らない……。
それから毎日のようにお義母さんは家に来て、孫の催促をするようになった…。
お義母さんが帰った後、高橋が言う。
「早く子供を作った方が、いいんじゃないんですか?」
「…私はまだ…」
「…跡取りも生まないんじゃ、何の為に結婚したんだか…。美代子さんだって、やってられないんじゃないかしら?」
「……?」
「さぁ、ご飯の用意でもしなきゃ」
高橋は焦った顔をして、キッチンに向かった。
もしかして、お義母さんはこの結婚に反対だったの?
私、そんな事聞いてない。
お義母さんは嬉しそうにそう言った。
赤ちゃんなんて、まだそんな気にもなれない。
でも、鳴海も私も一人っ子だから、子供への期待は私一人に注がれるんだ…。
「…そうですね」
私はそう答えるしかなかった。
「まだ若いから、要らないなんて思ってたら、あっという間に年を取っちゃうんだから」
「……」
お義母さんは言いたい事だけ言うと、鳴海が帰ってくるのも待たないで帰って行った。
あんな人だったっけ?
私は物静かで優しいお義母さんしか、知らない……。
それから毎日のようにお義母さんは家に来て、孫の催促をするようになった…。
お義母さんが帰った後、高橋が言う。
「早く子供を作った方が、いいんじゃないんですか?」
「…私はまだ…」
「…跡取りも生まないんじゃ、何の為に結婚したんだか…。美代子さんだって、やってられないんじゃないかしら?」
「……?」
「さぁ、ご飯の用意でもしなきゃ」
高橋は焦った顔をして、キッチンに向かった。
もしかして、お義母さんはこの結婚に反対だったの?
私、そんな事聞いてない。