続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
「奥様、朝ご飯の時間です」
「うん」
結婚して半年が経つのに”奥様”だけは、慣れない。
「鳴海さんは?」
「今日は朝早くから出掛けましたよ」
「そう」
私と鳴海は、別々の部屋で寝ている。
それは、不規則な生活をしている鳴海の、私に対する配慮だった。
夫婦別々の部屋。
家事を全てやってくれる家政婦。
私は何の不満もない。
哲平と生活をしていた頃を思い出すと、凄く恵まれているんだと思う。
でも、結婚生活は思った以上につまらない…。
「今日は学校は?」
「休むわ…」
「又ですか?ちゃんと行って貰わないと、私が怒られます」
「明日は行くから…」
家政婦の高橋さんは溜息をつく。
私は最近、大学に行く意味が分からない。
勉強なんて、何の役にも立たなかった…。
少しだけ出来るようになった家事さえも、ここでは役に立たない。
何で私はここに居るんだろう?
そんな事さえ考えてしまう…。
「ご馳走様」
私はそう言って部屋に戻ると、CDを聞きながら眠ってしまった。
「うん」
結婚して半年が経つのに”奥様”だけは、慣れない。
「鳴海さんは?」
「今日は朝早くから出掛けましたよ」
「そう」
私と鳴海は、別々の部屋で寝ている。
それは、不規則な生活をしている鳴海の、私に対する配慮だった。
夫婦別々の部屋。
家事を全てやってくれる家政婦。
私は何の不満もない。
哲平と生活をしていた頃を思い出すと、凄く恵まれているんだと思う。
でも、結婚生活は思った以上につまらない…。
「今日は学校は?」
「休むわ…」
「又ですか?ちゃんと行って貰わないと、私が怒られます」
「明日は行くから…」
家政婦の高橋さんは溜息をつく。
私は最近、大学に行く意味が分からない。
勉強なんて、何の役にも立たなかった…。
少しだけ出来るようになった家事さえも、ここでは役に立たない。
何で私はここに居るんだろう?
そんな事さえ考えてしまう…。
「ご馳走様」
私はそう言って部屋に戻ると、CDを聞きながら眠ってしまった。