続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
私の頭の中で、あのシーンが甦る。
階段から落ちて、里沙が走り去る姿が……。
「…あの時は…ごめんね」
申し訳なさそうに、里沙は言った。
私は頭の中が混乱して…。
言葉が出ない……。
「……」
「私、子供が出来てやっと分かったの…。だから、ずっと謝りたくて…」
「…いいよ、もう…」
「でも、ここに居るって事は、綾香もおめでたでしょ?」
少し嬉しそうな顔をして、里沙は言う。
「そ…だよ」
私は無理して笑って言った。
「良かった…。私、番号変えてないから、いつでも連絡して…?」
「…うん」
里沙は鳴海にペコっと礼をすると、嬉しそうに病院に入って行った…。
悔しくて涙が出る…。
ねぇ、あの後どんな事があったか知らないでしょ?
私はあの時のせいで、二度と子供が出来ないかもしれないのに…。
言ってやりたかった。
でも、妊娠して幸せそうな里沙を見ていると、そんな事、口が裂けても言えない。
言いたくない……。
神様は意地悪だ。
何で里沙には子供が居て、私には……。
こんな所で里沙に会いたくなかった……。
階段から落ちて、里沙が走り去る姿が……。
「…あの時は…ごめんね」
申し訳なさそうに、里沙は言った。
私は頭の中が混乱して…。
言葉が出ない……。
「……」
「私、子供が出来てやっと分かったの…。だから、ずっと謝りたくて…」
「…いいよ、もう…」
「でも、ここに居るって事は、綾香もおめでたでしょ?」
少し嬉しそうな顔をして、里沙は言う。
「そ…だよ」
私は無理して笑って言った。
「良かった…。私、番号変えてないから、いつでも連絡して…?」
「…うん」
里沙は鳴海にペコっと礼をすると、嬉しそうに病院に入って行った…。
悔しくて涙が出る…。
ねぇ、あの後どんな事があったか知らないでしょ?
私はあの時のせいで、二度と子供が出来ないかもしれないのに…。
言ってやりたかった。
でも、妊娠して幸せそうな里沙を見ていると、そんな事、口が裂けても言えない。
言いたくない……。
神様は意地悪だ。
何で里沙には子供が居て、私には……。
こんな所で里沙に会いたくなかった……。