続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
○○病院に着き、鳴海が居る病室に向かうと、お義母さんの姿がそこにはあった。

ベッドには傷一つ無く、眠っている鳴海の姿がある。


「…鳴海さんは?」

「…命には別状はないみたいよ」

「…良かった」


私はホッとして胸を撫で下ろした。
けど、お義母さんの様子は違っていた。


「良かったじゃないわよ。本当に貴女と一緒になって…ううん、貴女と出会ってからろくな事がないわ!」

「……?」


私は高橋さんを見ると、高橋さんは俯いている。


「…何があったんですか?」

「心中自殺をはかったのよ!他の女と!!」


お義母さんの声は大きくて、同じ病室の人が好奇な目をして私を見る…。

私の頭の中は真っ白で、ただ、俯くことしか出来ない…。


「貴女がしっかりしてないから、鳴海が他の女に走っちゃうのよ!」

「…すみません」

「本当に東城家の恥よ!貴女のお陰で!」


お義母さんの逆切れは延々と続き、私はただただ、謝るだけだ。

話しによると、鳴海は女の部屋で女と一緒に睡眠薬を飲み、怖くなった女が救急車を呼びこの病院に運ばれたらしい。

私は鳴海が目を覚ます前に、追い返される様に病院を後にした…。


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