続・小さな恋のメロディ~貴方が好きです~
急いで向かったキッチンには、もう二度と見る事がないと思っていた、ママの姿があった…。
「帰って来てたんだ?」
私は自然と自分の顔が、満面の笑みになっていくのが分かる。
「えぇ。心配かけてごめんね」
「でも、何で…?」
きっとママと一緒にいた男の人は、ママがずっと想っていた電話の人だよね?
ママが帰って来たのは嬉しいよ?
でもやっと一緒になれたんじゃないの…?
「お父さんがね、迎えに来てくれたの。お父さんの顔を見た時は殴られるのを覚悟してたけど、必死に謝って…頭を下げる姿を見るとね」
「パパが…?」
私、パパがママに謝る姿なんて見た事ないよ?
「それに、政治家の妻が嫌なら、政治家を辞めてもいいんだって。次の選挙は出ないって、必死なお父さんを見てるとね、私の帰る場所はここしかないんだって思えて来たの」
そう言ってママは凄く幸せそうな顔をした。
「そんな話はいいんだ!それより綾香、鳴海くんはどうしたんだ?」
恥ずかしさに耳を真っ赤にしたパパが言った。
「鳴海さん…体調悪いみたいだから」
「そうか…。ここに来ていていいのか?」
「…うん。大丈夫」
「帰って来てたんだ?」
私は自然と自分の顔が、満面の笑みになっていくのが分かる。
「えぇ。心配かけてごめんね」
「でも、何で…?」
きっとママと一緒にいた男の人は、ママがずっと想っていた電話の人だよね?
ママが帰って来たのは嬉しいよ?
でもやっと一緒になれたんじゃないの…?
「お父さんがね、迎えに来てくれたの。お父さんの顔を見た時は殴られるのを覚悟してたけど、必死に謝って…頭を下げる姿を見るとね」
「パパが…?」
私、パパがママに謝る姿なんて見た事ないよ?
「それに、政治家の妻が嫌なら、政治家を辞めてもいいんだって。次の選挙は出ないって、必死なお父さんを見てるとね、私の帰る場所はここしかないんだって思えて来たの」
そう言ってママは凄く幸せそうな顔をした。
「そんな話はいいんだ!それより綾香、鳴海くんはどうしたんだ?」
恥ずかしさに耳を真っ赤にしたパパが言った。
「鳴海さん…体調悪いみたいだから」
「そうか…。ここに来ていていいのか?」
「…うん。大丈夫」