【中編版】スパダリ煎茶家は、かりそめ令嬢を溺愛包囲して娶りたい。



「あら、今日も綺麗ね。千愛」

「ありがとうございます、お祖母様」


 お祖母様に褒められ少し照れていると大宮さんに「とても綺麗だね」と言われて顔に熱が集まってくるようだった。


「あっ、亜美が……とても腕がいいからですっ」

「メイクも髪も素敵だと思うけど、俺は君が可愛いと思うよ」

「……っ……」


 お祖母様たちがいる前でそんなこと言われたらどんな顔すればいいのかわからない。
 
「ふふっ。千愛、照れていないで行ってきなさい。……じゃあ、大宮さんよろしくお願いします」

「はい、かしこまりました。お預かりします」


 大宮さんにエスコートされ、私は外に出るとすぐ近くに停めてあった車に乗り込んだ。それは大宮家の運転手さんの運転で出発した。



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