【中編版】スパダリ煎茶家は、かりそめ令嬢を溺愛包囲して娶りたい。



 私は礼儀作法にテーブルマナー、着付けなどを徹底的に叩き込まれたのには理由があるそれは来月にあるお祖母様の誕生日パーティーで私をお披露目するからだ。

 確か、メディアも入るため不躾なことはできない。


「ですが、エスコートは和成さんでしょう? 和成さんとなら、大丈夫よ。あの人、全て完璧だから」

「確かにそうですね……本当に素敵な方だと思います」

「ですよね、ふふ」


 そんな話をしていると、そこに和成さん本人がやってきてなんだか笑ってしまった。


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