【中編版】スパダリ煎茶家は、かりそめ令嬢を溺愛包囲して娶りたい。
そして、お礼を言えば毎度ながらとても感激されて部屋に戻る。
部屋に戻ると、亜美が待ち構えていた。
「早速、お支度を始めましょうか!」
「うん……よろしくお願いします」
亜美に私は、上はアイボリーの透け感のある花柄の刺繍がされているブラウスにラベンダー色の小花柄のフレアのあるロングスカートに着替えさせられた。
「こちら、白の靴下です。和室に入る前の控え室で履けると思いますので」
「ありがとう」
服を着て髪を簡単にまとめてもらえば時間はやってきて、和成さんが来てくれた。
もうすでに外で車が待機してあると聞いて私はいそいで部屋を出ると和成さんと一緒に車に乗り込んだ。