【中編版】スパダリ煎茶家は、かりそめ令嬢を溺愛包囲して娶りたい。



「だけど、和室にいく前に少し休憩しようか。いろいろと疲れたでしょ? それにそろそろ荷物が届くよ」

「え、なんでわかるんですか」

「連絡きたし……君のお従兄さまからね」


 おにいさま……あ、和成さん?海外から戻って来たのかしら。

 私、知らなかった。お祖母様も何も教えてくれなかったし……そんなことを考えていたらインターホンが鳴った。

 大宮さんが操作をして「どーぞ」とマイクに向かって言い何かのボタンを押した。
 すると数分で部屋のインターホンが鳴って入って来たのはやっぱり和成さんだった。



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