拝啓、親愛なるお姉様。裏切られた私は王妃になって溺愛されています
あの後、自分の部屋に戻ってからもラーラの鳴き声がすべて意味ある言葉として聞こえてきて、さすがにおかしいと思い、そこからラーラと真剣に向き合って会話すること数時間。
最初は戸惑い疑心暗鬼になり、やがて聞かされた事実の重みに怯えて震え上がった。途中、何度も自分の正気すら疑って。その度にラーラに辛抱強く言い聞かせられ、深夜までかかってラーラが光の精霊であることも、自分がラーラに選ばれたいとし子であることも、なんとか自分なりに消化した。
ちなみにファルザード様がいとし子だという事実は、一聴で抵抗なく受け入れられた。才覚にあふれ、人格的にも優れた彼には、「なるほど彼ならば」と思わせるだけの圧倒的な説得力があり、疑う余地はなかった。
「あ、もちろんあえて内緒にしたかったわけじゃないのよ。ただ、今日はそれよりももっと伝えたいことがあったから、そっちを優先しちゃったってだけなんだけどね」
最初は戸惑い疑心暗鬼になり、やがて聞かされた事実の重みに怯えて震え上がった。途中、何度も自分の正気すら疑って。その度にラーラに辛抱強く言い聞かせられ、深夜までかかってラーラが光の精霊であることも、自分がラーラに選ばれたいとし子であることも、なんとか自分なりに消化した。
ちなみにファルザード様がいとし子だという事実は、一聴で抵抗なく受け入れられた。才覚にあふれ、人格的にも優れた彼には、「なるほど彼ならば」と思わせるだけの圧倒的な説得力があり、疑う余地はなかった。
「あ、もちろんあえて内緒にしたかったわけじゃないのよ。ただ、今日はそれよりももっと伝えたいことがあったから、そっちを優先しちゃったってだけなんだけどね」