拝啓、親愛なるお姉様。裏切られた私は王妃になって溺愛されています
ミリアはまたも手当てはいらないと主張したけれど、ここは私が譲らずしっかり洗い流し、借り受けた救急箱を使って消毒までを終えた。
「もう、ティーナって妙なところで押しが強いのな」
手当ての済んだ膝を見下ろしてミリアが苦笑いでこぼす。
「ふふっ、初めて言われたわ。それじゃあミリア、私、そろそろお暇するわ。あんまり帰りが遅いと家の者を心配させてしまうし」
私が応接ソファを立ち上がると、ミリアも一緒に席を立った。
「なら、玄関まで送るよ!」
途中院長先生にお暇の挨拶をして玄関を出たところで、ミリアが遠慮がちに切り出す。
「なぁ、ティーナ。よかったら、また来てよ。それでさ、薔薇以外の花の世話とかも教えてほしいんだ。あと、ティーナが嫌じゃなかったらなんだけど、今度時間がある時、小さい子らに声でもかけてやってくれたらみんな喜ぶよ」
「いいの? また伺ってご迷惑じゃないかしら?」
「もう、ティーナって妙なところで押しが強いのな」
手当ての済んだ膝を見下ろしてミリアが苦笑いでこぼす。
「ふふっ、初めて言われたわ。それじゃあミリア、私、そろそろお暇するわ。あんまり帰りが遅いと家の者を心配させてしまうし」
私が応接ソファを立ち上がると、ミリアも一緒に席を立った。
「なら、玄関まで送るよ!」
途中院長先生にお暇の挨拶をして玄関を出たところで、ミリアが遠慮がちに切り出す。
「なぁ、ティーナ。よかったら、また来てよ。それでさ、薔薇以外の花の世話とかも教えてほしいんだ。あと、ティーナが嫌じゃなかったらなんだけど、今度時間がある時、小さい子らに声でもかけてやってくれたらみんな喜ぶよ」
「いいの? また伺ってご迷惑じゃないかしら?」