私はあなたに愛されたい
sideルーク


可愛いレティが嬉しそうに僕に別れを告げて帰っていく。



僕が何を考えているか知ればあの笑顔はきっと消えるだろう。



最近この国に越してきたエメット…。



会って間もないレティと馴れ馴れしくいろいろなことを話したみたいだ。



こんな時、人間が羨ましい。



ヴァンパイアという存在よりもずっとレティとの距離が縮まりやすいからね。



あまりにもレティの周りを彷徨くようならそれなりの対応をしないと。
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