私はあなたに愛されたい
馬車に乗り込むとすぐに御者が馬を走らせる。



この時間をレティに割けたらいいのに。



僕は1日に何度もレティのことを考える。



レティはそうではないだろうけど。



レティは常に僕と一定の距離を取っている。




命の恩人だとか身分が違うとか訳の分からない言い訳を並べて。



そんなもの僕は何一つ気にしないのに。
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