私はあなたに愛されたい
レティが毎朝僕に花を届けてくれるのはあの日の事があるからだ。



あの日、僕以外がレティを助けていたらこんな日常は訪れていない。



そう考えると腑が煮え繰り返る。




レティが心底頭の悪い女だったらよかった。



そんな都合のいい展開なら、適当に理由をつけてレティを囲って僕しか知らないとこに閉じ込めてやるのに。



何年もかけて手に入れる算段だった。
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