私はあなたに愛されたい
え?誰?


これがエメットさん?



さっきまでの穏やかそうで優しそうな青年はどこへ行ったの?




「あ…あの…私は、お金には困っていませんから、だから離してください。」



あまりの雰囲気の変わりように私は怖くなってしまって涙目になっていた。



「いいから来いって、善くしてやるからさぁ…。」



性欲に塗れた男の視線は言葉では表せない程に気持ちが悪く恐ろしかった。
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