私はあなたに愛されたい
「やっ…やだ!
離して!!!」



腰が抜けて踏ん張りが効かず家の中に引き摺り込まれそうになったその時、救世主は現れた。



「エメットくーん、か弱い乙女が嫌がってんのが分からねぇのか?」

「っ!!」



私は突然した声に振り返り、エメットさんは顔を上げた。




そこには体格のいい灰色の髪の青年が立っている。


「お前、つい最近田舎すぎて名前が思い出せねぇような村でやらかしたよな?
無理矢理孕まされたって女がピーピー騒いでたぞ。」
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