私はあなたに愛されたい

「お前……その目は…」



エメットさんは明らかに怯えている。



彼の言う目に注目してみたら、世にも珍しいオッドアイだ。


右目は空のように青く、左目は綺麗な黄金色で何とも神秘的。



顔が格好いい人だからその目がよく映える。


少し見入ってしまった。



「俺を知ってるなら話は早い。
お前が孕ませた女から伝言を預かってる。
俺に殺されるか、生きて腹の中の子の父親になるか、どちらか選ばせてやるから慎重に考えろとの事だ。
ちなみに、俺はもう金は貰ってるから殺してほしいのならサクッとやってやるぞ？」