私はあなたに愛されたい
「これに懲りたら次は一人で男の家なんか尋ねない事だ。
さっさと行け、ここはもう俺の縄張りにする。」



ぶっきらぼうで少し怖い人だ。


だけど、ちゃんとお礼は言わないと。


助けてもらったことに変わりはない。



「本当にありがとうございました。
この恩は死ぬまで忘れません。」



私は一度頭を下げて逃げるようにして走っていった。
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