私はあなたに愛されたい
「あのなぁ、お姫様。」



彼はため息をついて斧を切り株にドスッと刺すと私の方へ歩いてくる。



体の大きな男の人が向かってくるとやっぱり怖い。




「このおかしな眼とか体格とか雰囲気とか見て俺が人間じゃない事くらい分かるだろ。」



そ…そうなの…?



「…………人間だと思ってました。」



え?人間じゃないなら何?



本当に何??
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