私はあなたに愛されたい
sideナイト


一瞬、耳を疑った。



また明日、だって?


俺は自分の正体を嘘偽りなく告げた。


ヴァンパイアと人狼のよく分からない掛け合わせから生まれた中途半端な男で、とても褒められた仕事はしていないと。



それでもあの女は俺にまた明日会いに来るらしい。



俺の正体を知っても怯えた様子はない。



大抵の女は俺の素性を知ればゴミを見るような目で見るか怖がって逃げる。


あの女、頭のネジが飛んでんのか?
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