私はあなたに愛されたい
パンも持ってきた?


本当にピクニックじゃねぇかよ。



「ナイトさん、どうぞ。」



もう断るのも面倒だ、それにうまそうな匂いもする。



流石に明日は来ないだろう、そう思いながら俺は渡されたシチューを受け取った。



「あぁ……。」



本当にこの女は何なんだ。



受け取ったシチューから毒の匂いはしないな。



いっそ、毒の匂いでもしてればこの女の真意が分かったのに。
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