最強幼馴染に再会して運命が変わりました
あれから1週間はあっという間に過ぎていった
家族で過ごせるのもしばらくなくなるとのことで
母は私の好きな料理を目いっぱい振る舞ってくれた
父は、あれやこれやと買ってきては
もう必要なものはないか？と聞いてくる
家だからあらかた揃ってるし、買い物も行けるから
心配しなくても………と思うけど
気持ちだけ貰っておこう
生憎、出発は平日のため、私は玄関までのお見送り
「気を付けて行ってきてね
頑張って、プロジェクト」
しばしのお別れに涙が出そうになるのを堪えながらの
精一杯の一言
母と父は笑って、頑張ってくると一言言って
大きな荷物を持って家を出ていった
泣いてはいられない………これから、学校だ
目を覚ますようにジャバジャバと冷水で顔を洗う
普段は、母がしてくれていた料理も今日から
しなければいけない
でも、こうすると決めたのは自分
父から借りた母の料理本………ここ数年、休日に
母から料理を聞いて、練習してきて良かった
