世界で1番泣き虫なキミを愛し続けると誓う

ゆっくりと、俺の中に湧き上がってくる気持ちは‪紛れもなく”‬安堵‪”‬だった。

こんなに……好きでいてくれてんだもんな…。

もしかしたら俺はずっと、こんな日を待っていたのかもしれない。

ずっと胸に漂っていた言葉にしがたいモヤモヤがようやく分かった気がした。

俺はずっと…

羽瑠に知って欲しかったんだろう。

結星の病気のことも。

俺が誰なのかも。

結星は、こんな風に最期まで羽瑠のこと考えてて、こんなふうに最期まで羽瑠のこと大好きで……大切だったんだ、とか。

そういうことを全部知って欲しかったのかもしれない。

そりゃ、結星は嫌がるかもしれない。

結星を裏切るような行動を今自分がしていることも分かってた。

だけど…、

俺は……、結星じゃないから…。

羽瑠が大好きな結星は、この世界でたった1人。

他の誰でもない。

結星だけだから​。


それから、俺は、

羽瑠に全てを話した。

嫌われる覚悟で。

本当のことを、全て​───────…