世界で1番泣き虫なキミを愛し続けると誓う
*2年後*
「じゃあ、気を付けて帰るのよ? スマホは持った?」
「うんっ! 持ってるよ、ほら!」
心配そうに眉を下げて私を見つめるお母さんにニッコリ笑ってスマホを見せる。
今日は、2年ぶりに日本に帰る日。
空港で、お母さんに見送られている所だった。
「何か困った事があったら、すぐ電話するのよ?」
「分かってるって!」
「あっ、羽瑠!そろそろ時間よ!」
飛行機の搭乗案内を見ながらお母さんが私の背中をトントン叩く。
「ほんとだ! じゃあ行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
ピンクのスーツケースを強く握った私は、お母さんに手を振って、無事飛行機に。
日本に帰ったら、まず結星くんに会うんだ!
なんて飛行機の中であれしよう、これしよう、と予定を弾ませる。
結星くんっていうのは私の彼氏。
かっこよくて、優しくて…、世界で1番の彼氏なんだ!
2年前からお父さんの仕事の都合で家族3人で海外に住んでいた私。
本当は、3年間滞在する予定だったけど無理を言って、私だけ2年で日本に帰らせてもらうことにしたのは、結星くんに早く会いたかったから。
へへっ、びっくりするかなぁ。
『おぉ!羽瑠!どうしたんだよ!』
なんて言って、ひっくり返るかも!
最後に会ったのは中学3年生に上がったばかりの時。
高校2年生の結星くんはきっと大人っぽくなって、さらにかっこよくなってるんだろうなぁ。
会ったらギューって、いっぱいしてもらおうっ。
「じゃあ、気を付けて帰るのよ? スマホは持った?」
「うんっ! 持ってるよ、ほら!」
心配そうに眉を下げて私を見つめるお母さんにニッコリ笑ってスマホを見せる。
今日は、2年ぶりに日本に帰る日。
空港で、お母さんに見送られている所だった。
「何か困った事があったら、すぐ電話するのよ?」
「分かってるって!」
「あっ、羽瑠!そろそろ時間よ!」
飛行機の搭乗案内を見ながらお母さんが私の背中をトントン叩く。
「ほんとだ! じゃあ行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
ピンクのスーツケースを強く握った私は、お母さんに手を振って、無事飛行機に。
日本に帰ったら、まず結星くんに会うんだ!
なんて飛行機の中であれしよう、これしよう、と予定を弾ませる。
結星くんっていうのは私の彼氏。
かっこよくて、優しくて…、世界で1番の彼氏なんだ!
2年前からお父さんの仕事の都合で家族3人で海外に住んでいた私。
本当は、3年間滞在する予定だったけど無理を言って、私だけ2年で日本に帰らせてもらうことにしたのは、結星くんに早く会いたかったから。
へへっ、びっくりするかなぁ。
『おぉ!羽瑠!どうしたんだよ!』
なんて言って、ひっくり返るかも!
最後に会ったのは中学3年生に上がったばかりの時。
高校2年生の結星くんはきっと大人っぽくなって、さらにかっこよくなってるんだろうなぁ。
会ったらギューって、いっぱいしてもらおうっ。