世界で1番泣き虫なキミを愛し続けると誓う
***
「ふわぁあああ…っ、やっと着いたっ」
数時間後。
無事地上に着地した私は澄んだ青空を前に両手を広げ、肺いっぱいに空気を吸い込んだ。
肩上までの栗色の髪の毛がふわふわと風になびいて舐めるように首元を漂う。
久々の日本!懐かしいなぁ。
時刻は15時過ぎ。
空港からタクシーを拾い、真っ先に向かったのはお母さんが前もって転入手続きをしてくれた全寮制の宝来学園。
ここは結星くんが通っている学校。
入学したての頃は、学校のお話…電話越しに沢山してくれたなぁ。
もちろんここの宝来学園に転入することにしたのは何を隠そう、ここに結星くんがいるから。
あっ、大きなベルだ!
どどんと面構えのいい校門を抜け、少し進むと目線の先に大きな黄金色のベルが見えた。
『うちの学校でっかいベルあってさー』と楽しそうに語ってくれた結星くんの声が記憶に新しく脳裏に過ぎる。
建物は全体的に北欧風の造りで、あちこちオシャレ。
至る所に天使の置物も置かれている。
まるでセレブが通う学校みたいでなんだかワクワクしてきちゃった。
それから理事長室で軽く挨拶を済ませるとスラッ、とした女の先生が寮まで案内してくれることに。
さっき、理事長に寮生活のルールなどを教えて貰ったんだけど、この宝来学園の寮は男子寮と女子寮に建物が分かれていて、お互いの寮への出入りは禁止されている、とのこと。
「ふわぁあああ…っ、やっと着いたっ」
数時間後。
無事地上に着地した私は澄んだ青空を前に両手を広げ、肺いっぱいに空気を吸い込んだ。
肩上までの栗色の髪の毛がふわふわと風になびいて舐めるように首元を漂う。
久々の日本!懐かしいなぁ。
時刻は15時過ぎ。
空港からタクシーを拾い、真っ先に向かったのはお母さんが前もって転入手続きをしてくれた全寮制の宝来学園。
ここは結星くんが通っている学校。
入学したての頃は、学校のお話…電話越しに沢山してくれたなぁ。
もちろんここの宝来学園に転入することにしたのは何を隠そう、ここに結星くんがいるから。
あっ、大きなベルだ!
どどんと面構えのいい校門を抜け、少し進むと目線の先に大きな黄金色のベルが見えた。
『うちの学校でっかいベルあってさー』と楽しそうに語ってくれた結星くんの声が記憶に新しく脳裏に過ぎる。
建物は全体的に北欧風の造りで、あちこちオシャレ。
至る所に天使の置物も置かれている。
まるでセレブが通う学校みたいでなんだかワクワクしてきちゃった。
それから理事長室で軽く挨拶を済ませるとスラッ、とした女の先生が寮まで案内してくれることに。
さっき、理事長に寮生活のルールなどを教えて貰ったんだけど、この宝来学園の寮は男子寮と女子寮に建物が分かれていて、お互いの寮への出入りは禁止されている、とのこと。