世界で1番泣き虫なキミを愛し続けると誓う
ーーおい、大丈夫か!?
ーーゆっくり息吸え……っ
さすられた背中にまだ結星くんの手の感覚が残ってた。
さっき……、心配…してくれたの、かな?
今だって、私のことなんか置いてって、1人屋上に取り残されてると思った。
変なの……。
殺そうとした癖に。
ちょっと優しいの、なんで……?
「ふふっ……」
記憶喪失になって、ツンデレになっちゃっただけかな?
結星くんの頭に両手をかざして生まれて初めて念を送ってみる。
「思い出せーっ…、思い出せーーっ…」
起こさないように、かなり小声で。
私との想い出、この頭の中にいっぱいあるんだからね…
ピクリともしない下がった瞼。
その時。
その隙間から、スーと、1滴の雫が落ちてきた。
え……っ?
泣いてる……、の??
見逃してしまいそうなぐらい一瞬のことで、頭がこんがらがる。
胸が締め付けられたようにヒリヒリして、結星くんの体にジャケットを掛けた。
悲しい夢でも見てるのかな。
そう思って、結星くんの横に寝転び、背中にしがみついた。
腰に手を回して。
頬を背中にぴっとりと引っつける。
ーーゆっくり息吸え……っ
さすられた背中にまだ結星くんの手の感覚が残ってた。
さっき……、心配…してくれたの、かな?
今だって、私のことなんか置いてって、1人屋上に取り残されてると思った。
変なの……。
殺そうとした癖に。
ちょっと優しいの、なんで……?
「ふふっ……」
記憶喪失になって、ツンデレになっちゃっただけかな?
結星くんの頭に両手をかざして生まれて初めて念を送ってみる。
「思い出せーっ…、思い出せーーっ…」
起こさないように、かなり小声で。
私との想い出、この頭の中にいっぱいあるんだからね…
ピクリともしない下がった瞼。
その時。
その隙間から、スーと、1滴の雫が落ちてきた。
え……っ?
泣いてる……、の??
見逃してしまいそうなぐらい一瞬のことで、頭がこんがらがる。
胸が締め付けられたようにヒリヒリして、結星くんの体にジャケットを掛けた。
悲しい夢でも見てるのかな。
そう思って、結星くんの横に寝転び、背中にしがみついた。
腰に手を回して。
頬を背中にぴっとりと引っつける。