世界で1番泣き虫なキミを愛し続けると誓う
【彼side】
「結星くんの彼女なの!両想いなの!」
そんな真っ直ぐな目を向けられても
俺、知らねぇよ……。
結星くん結星くん……うるせぇよ。
だからイライラして、あんなこと言っちまった。
「俺はもう”結星くん”じゃねぇんだよ…っ!!」
でも、あの後。
目から大粒の涙ポロポロ零しながら、子供みたいに泣きじゃくるあいつを見て。
「…ハァ…ハッ、ハッ、ハァッ……ハァ…」
「大丈夫か……」
つい……、震える背中に手を伸ばしてしまった。
だって直前までべー、とか言って煽ってきた野郎が、あんな……
………過呼吸になるまで泣くなんて思わねぇだろ、普通。
だいぶ呼吸が落ち着いてきた頃。
すぐ、疲れたようにクタ……、と眠ったそいつの寝顔をしばらく見ていた。
「………ゆ……せい……くん」
何度その寝言を聞いたか分からない。
聞く度に、心臓が痛かった。
そんなに…
好きでいてくれてたんだな……。
「結星くんの彼女なの!両想いなの!」
そんな真っ直ぐな目を向けられても
俺、知らねぇよ……。
結星くん結星くん……うるせぇよ。
だからイライラして、あんなこと言っちまった。
「俺はもう”結星くん”じゃねぇんだよ…っ!!」
でも、あの後。
目から大粒の涙ポロポロ零しながら、子供みたいに泣きじゃくるあいつを見て。
「…ハァ…ハッ、ハッ、ハァッ……ハァ…」
「大丈夫か……」
つい……、震える背中に手を伸ばしてしまった。
だって直前までべー、とか言って煽ってきた野郎が、あんな……
………過呼吸になるまで泣くなんて思わねぇだろ、普通。
だいぶ呼吸が落ち着いてきた頃。
すぐ、疲れたようにクタ……、と眠ったそいつの寝顔をしばらく見ていた。
「………ゆ……せい……くん」
何度その寝言を聞いたか分からない。
聞く度に、心臓が痛かった。
そんなに…
好きでいてくれてたんだな……。