姉の許婚に嫁入りします~エリート脳外科医は身代わり妻に最愛を注ぐ~
 百花のかわいらしい寝顔を見つめる。

 どれだけ御託を並べても、無防備すぎる新妻をときどき猛烈に組み敷きたくなるけれど。

 「おやすみ、百花」

 今夜も己に打ち克ち、額にひとつだけキスを落として眠りについた。


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