シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
「ふふっ、波留は穂高さんと結婚して強くなったね」
「そうかな?」
「それくらい愛されているってことだよ。それが自信につながって、波留の心を強くしてる」
「そうかも」
少し照れくさいけど、今の私は結婚する前とずいぶん物事に関する心持ちが違う気がする。
けれど、それは私だけではないと優菜は話す。
「穂高さんもきっとそうよ。私の中で彼の印象がずいぶん変わったもん。以前は他人に興味ない冷たい人って感じだったけど、波留を見ている彼ってすごく可愛い顔してるんだよね」
「そ、そう……?」
私はどきりとしてしまった。
たしかに明人さんはふたりきりだと子どもっぽい部分を見せたり、とろけるくらい極甘だったり、ベタベタしてきたり、本当に最初の印象と違うから。
「わかるよー。きっとふたりのときは強烈甘々なんだろねー」
「そ、そんなことないよ!」
その通りです!!!
私は猛烈に恥ずかしくなって、慌ててお弁当箱の包みを開けた。
すると、それを見た優菜が「わっ」と声を上げた。
いんげんの肉巻き、キャベツと人参の塩レモン炒め、玉子焼き、唐揚げの甘酢だれ、焼き鮭。そして、たこさんウインナーと飾りのブロッコリー。
白いご飯の上にはピンクの桜でんぶで♡のマークが!
「……ほんとに穂高さん、変わったよね」
「うん……」
さすがに甘すぎます、明人さん。
「そうかな?」
「それくらい愛されているってことだよ。それが自信につながって、波留の心を強くしてる」
「そうかも」
少し照れくさいけど、今の私は結婚する前とずいぶん物事に関する心持ちが違う気がする。
けれど、それは私だけではないと優菜は話す。
「穂高さんもきっとそうよ。私の中で彼の印象がずいぶん変わったもん。以前は他人に興味ない冷たい人って感じだったけど、波留を見ている彼ってすごく可愛い顔してるんだよね」
「そ、そう……?」
私はどきりとしてしまった。
たしかに明人さんはふたりきりだと子どもっぽい部分を見せたり、とろけるくらい極甘だったり、ベタベタしてきたり、本当に最初の印象と違うから。
「わかるよー。きっとふたりのときは強烈甘々なんだろねー」
「そ、そんなことないよ!」
その通りです!!!
私は猛烈に恥ずかしくなって、慌ててお弁当箱の包みを開けた。
すると、それを見た優菜が「わっ」と声を上げた。
いんげんの肉巻き、キャベツと人参の塩レモン炒め、玉子焼き、唐揚げの甘酢だれ、焼き鮭。そして、たこさんウインナーと飾りのブロッコリー。
白いご飯の上にはピンクの桜でんぶで♡のマークが!
「……ほんとに穂高さん、変わったよね」
「うん……」
さすがに甘すぎます、明人さん。