シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
明人さんは私の手を握ってそのまま私をソファに押し倒してしまった。びっくりして固まっていたら、彼は満面の笑みで言った。
「奥さんのデザートの時間はおしまい。これからは夫のデザートの時間」
「ええっ!? 明人さんも食べたでしょ」
「これじゃあ物足りない」
わざとらしく眉をひそめながらそんなことを言う彼に私は困惑した。けれど、そういえば彼はこういう人だったよ!
決して他人の前では見せない私だけが独占できる彼の素顔。そう思ったらすごく特別な思いがして甘いスイーツを食べるよりも幸せを感じる。
「せめて、あの……手を洗ってから」
「気にするな。ぜんぶ舐めてあげるから」
「気にしますー!」
抗議しても無駄だってわかってる。だって彼は超絶極甘な旦那さまなんだもの。
「アイス溶けちゃうよ」
「またのっければいいよ」
私たちはキスを交わした。
どんなスイーツよりも甘くてとろける時間が始まる。
キスの合間に目を開けると、溶けていくアイスがパイのお菓子をとろとろ包み込んでいくのが見えた。
ああ、きっと私もあんなふうになっちゃうんだなって思うとドキドキしてすごく心地よくて極上の幸せを感じていくのだった。
※明人の心情(ごちそうさま♡)
「奥さんのデザートの時間はおしまい。これからは夫のデザートの時間」
「ええっ!? 明人さんも食べたでしょ」
「これじゃあ物足りない」
わざとらしく眉をひそめながらそんなことを言う彼に私は困惑した。けれど、そういえば彼はこういう人だったよ!
決して他人の前では見せない私だけが独占できる彼の素顔。そう思ったらすごく特別な思いがして甘いスイーツを食べるよりも幸せを感じる。
「せめて、あの……手を洗ってから」
「気にするな。ぜんぶ舐めてあげるから」
「気にしますー!」
抗議しても無駄だってわかってる。だって彼は超絶極甘な旦那さまなんだもの。
「アイス溶けちゃうよ」
「またのっければいいよ」
私たちはキスを交わした。
どんなスイーツよりも甘くてとろける時間が始まる。
キスの合間に目を開けると、溶けていくアイスがパイのお菓子をとろとろ包み込んでいくのが見えた。
ああ、きっと私もあんなふうになっちゃうんだなって思うとドキドキしてすごく心地よくて極上の幸せを感じていくのだった。
※明人の心情(ごちそうさま♡)