シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
2、スピード婚でした
この日は明人さんと2回目のデートだった。
景色の見えるカフェで、ふわふわスフレのパンケーキにたっぷりの生クリームとふんだんなフルーツが盛りつけられたボリュームのある一品に香ばしいコーヒーの組み合わせを楽しんだ。
パンケーキを食べ終えてから明人さんとビルのてっぺんにある展望台へ行き、彼はそこで驚愕の告白をした。
「俺と結婚してほしい」
私は頭がついていかず、まるで時間が止まったみたいに硬直した。
明人さんは真面目な顔で続きを言う。
「これほど気の合う女性に出会ったのは初めてなんだ」
え、ええっと……。
結婚ってもっと長く付き合ってからするものじゃないのかな?
「嫌かな?」
明人さんは少し困惑の表情で訊ねた。
「でも、私は料理が下手だし家のこともずっとお母さんがしてきたから、何もできないんですけど」
「ああ、そんなのは気にしなくていいよ。料理は俺がするし、君も働いているから家事を押しつけるつもりはないしね」
「そんな……でも、私でいいんですか?」
「君がいいんだ。毎日一緒にいたい」
穏やかに笑う彼の顔があまりにも愛おしく思えてしまったから、私は彼の申し出をすんなり受け入れようとした。
のだけど、ちょっと待って。
ほんとに大丈夫!?
景色の見えるカフェで、ふわふわスフレのパンケーキにたっぷりの生クリームとふんだんなフルーツが盛りつけられたボリュームのある一品に香ばしいコーヒーの組み合わせを楽しんだ。
パンケーキを食べ終えてから明人さんとビルのてっぺんにある展望台へ行き、彼はそこで驚愕の告白をした。
「俺と結婚してほしい」
私は頭がついていかず、まるで時間が止まったみたいに硬直した。
明人さんは真面目な顔で続きを言う。
「これほど気の合う女性に出会ったのは初めてなんだ」
え、ええっと……。
結婚ってもっと長く付き合ってからするものじゃないのかな?
「嫌かな?」
明人さんは少し困惑の表情で訊ねた。
「でも、私は料理が下手だし家のこともずっとお母さんがしてきたから、何もできないんですけど」
「ああ、そんなのは気にしなくていいよ。料理は俺がするし、君も働いているから家事を押しつけるつもりはないしね」
「そんな……でも、私でいいんですか?」
「君がいいんだ。毎日一緒にいたい」
穏やかに笑う彼の顔があまりにも愛おしく思えてしまったから、私は彼の申し出をすんなり受け入れようとした。
のだけど、ちょっと待って。
ほんとに大丈夫!?