シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
私は結婚の返事を保留にして、翌日ランチのときに優菜に相談してみることにした。
すると、優菜は食べていたパスタをぽろりと皿に落として眉をひそめた。
「結婚!?」
「こ、声が大きいよ」
私は慌てて周囲を見渡す。
職場の近くのカフェレストランだから誰に聞かれているかわからない。
「いやでも、まだ付き合って2回目でしょ?」
「うん。でも、穂高さんは真剣にプロポーズしてくれたよ」
「うーん、何かありそう」
「え? 何かって……?」
「だって波留はまだ24でしょ? すぐに結婚しなくてもいいじゃん。それともあっちが焦っているのかな? 穂高さんてたぶんもうすぐ三十路だよね」
「たしか29だって言ってたような……」
「なるほど。親に急かされている感じかな。でも男の30なんて遅くないと思うけど」
「……そうだよね」
「それか、秘書課の女たちから猛烈なアタックを受けてて困惑しているとか」
「え?」
「彼、モテるからねぇ」
それを聞いてなんだか複雑な気持ちになった。
今までは女性からモテる明人さんに私なんてもったいないと思ったりしたけど、なぜだか今はもやもやする。
いやだ。絶対に取られたくない!!
すると、優菜は食べていたパスタをぽろりと皿に落として眉をひそめた。
「結婚!?」
「こ、声が大きいよ」
私は慌てて周囲を見渡す。
職場の近くのカフェレストランだから誰に聞かれているかわからない。
「いやでも、まだ付き合って2回目でしょ?」
「うん。でも、穂高さんは真剣にプロポーズしてくれたよ」
「うーん、何かありそう」
「え? 何かって……?」
「だって波留はまだ24でしょ? すぐに結婚しなくてもいいじゃん。それともあっちが焦っているのかな? 穂高さんてたぶんもうすぐ三十路だよね」
「たしか29だって言ってたような……」
「なるほど。親に急かされている感じかな。でも男の30なんて遅くないと思うけど」
「……そうだよね」
「それか、秘書課の女たちから猛烈なアタックを受けてて困惑しているとか」
「え?」
「彼、モテるからねぇ」
それを聞いてなんだか複雑な気持ちになった。
今までは女性からモテる明人さんに私なんてもったいないと思ったりしたけど、なぜだか今はもやもやする。
いやだ。絶対に取られたくない!!