シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
明人さんと私には共通点があった。
それはおいしい料理のお店を食べ歩くことだ。
私たちはどの店のどの料理がおいしいという話題で盛り上がった。
私の行ったことのある店は明人さんも知っているので話は尽きなかった。
「カフェめぐりとか、してみる?」
「いいですね! でも穂高さんの貴重な休日を私に付き合ってもらって大丈夫ですか?」
彼女がいるかもしれないという不安がいまだあった。
だから、さりげなく聞いてみたのだけど、彼はあっさり答えた。
「休日はジムに行くか家で本を読んでいるくらいだよ。人と会うこともないし、暇しているから大丈夫」
彼女、いないんだ!
だったら安心。
そう思ったのだけど、翌日の昼休みに同期の優菜に相談してみたら彼女はたいそう驚いた。
「ええ? 穂高明人?」
「うん。知ってる?」
「企画部の課長だよ。謎のイケメンで噂の。総務の女子あたりが狙っているって話。ていうか、彼女いるでしょ」
「えっ……休日は人と会うことがないって言ってたんだけど」
「うーん、別れたのかな?」
急に不安になってきた。
もし彼女がいるのに私と食事なんて行ったらきっと誤解されてしまう。
それはおいしい料理のお店を食べ歩くことだ。
私たちはどの店のどの料理がおいしいという話題で盛り上がった。
私の行ったことのある店は明人さんも知っているので話は尽きなかった。
「カフェめぐりとか、してみる?」
「いいですね! でも穂高さんの貴重な休日を私に付き合ってもらって大丈夫ですか?」
彼女がいるかもしれないという不安がいまだあった。
だから、さりげなく聞いてみたのだけど、彼はあっさり答えた。
「休日はジムに行くか家で本を読んでいるくらいだよ。人と会うこともないし、暇しているから大丈夫」
彼女、いないんだ!
だったら安心。
そう思ったのだけど、翌日の昼休みに同期の優菜に相談してみたら彼女はたいそう驚いた。
「ええ? 穂高明人?」
「うん。知ってる?」
「企画部の課長だよ。謎のイケメンで噂の。総務の女子あたりが狙っているって話。ていうか、彼女いるでしょ」
「えっ……休日は人と会うことがないって言ってたんだけど」
「うーん、別れたのかな?」
急に不安になってきた。
もし彼女がいるのに私と食事なんて行ったらきっと誤解されてしまう。