シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
3、新婚生活♡
いい匂いがする。
パンが焼ける匂いだ。
ああ、最高だよ。
目覚めと同時にパンの匂いとか、幸せ……。
「え?」
ぱっちり目を開けると見知らぬ天井でどきりとした。
数秒固まって、冷静になってくると理解した。
そうだ。私は結婚したんだ。
「んんーっ! 気持ちいい朝」
思いきり伸びをしてとなりへ目をやる。
明人さん、ちゃんと寝たのかな?
正直彼が寝室へ入ってきたことも出ていったことも気づかなかった。
もしかして寝ていないとか?
そろそろと寝室を出てリビングを覗いた。
対面キッチンなので彼の後ろ姿がこちらから見える。
ドキドキしながら声をかけてみた。
「おはようございます」
すると彼は振り返って、満面の笑みを返してくれた。
「おはよう、波留ちゃん。よく眠れた?」
「はい!」
よかった。明人さん、いつもの笑顔だ。
「顔を洗ってきていいよ。そのあいだに食べられるようにしておくから」
「わあっ、何から何までありがとうございます!」
洗面所に行って急いで顔を洗って歯を磨いて、寝室に戻って着替えて髪を少し整えてからリビングへ行った。
あ、メイクしてないんだけど、大丈夫かな?
パンが焼ける匂いだ。
ああ、最高だよ。
目覚めと同時にパンの匂いとか、幸せ……。
「え?」
ぱっちり目を開けると見知らぬ天井でどきりとした。
数秒固まって、冷静になってくると理解した。
そうだ。私は結婚したんだ。
「んんーっ! 気持ちいい朝」
思いきり伸びをしてとなりへ目をやる。
明人さん、ちゃんと寝たのかな?
正直彼が寝室へ入ってきたことも出ていったことも気づかなかった。
もしかして寝ていないとか?
そろそろと寝室を出てリビングを覗いた。
対面キッチンなので彼の後ろ姿がこちらから見える。
ドキドキしながら声をかけてみた。
「おはようございます」
すると彼は振り返って、満面の笑みを返してくれた。
「おはよう、波留ちゃん。よく眠れた?」
「はい!」
よかった。明人さん、いつもの笑顔だ。
「顔を洗ってきていいよ。そのあいだに食べられるようにしておくから」
「わあっ、何から何までありがとうございます!」
洗面所に行って急いで顔を洗って歯を磨いて、寝室に戻って着替えて髪を少し整えてからリビングへ行った。
あ、メイクしてないんだけど、大丈夫かな?