シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
結婚休暇最後の日に、私たちはようやく夫婦の契りを成功させた。
といっても、私はほとんど記憶がない。
だって、予想以上に衝撃的なことだったから。
それから私は明人さんに抱きしめられて眠った。
記憶が飛んでしまったと言ったほうが正しい。
ふと彼の胸の中で目が覚めた。
私がもぞもぞしていると、彼がそっと声をかけてきた。
「大丈夫?」
「……は、はい」
正直、恥ずかしくてまともに顔が見られない。
彼は私をぎゅっと抱きしめて額にキスをした。
「ちょっと無理させたかな。ごめんね」
「謝らないでください! 私のほうこそ、もっと慣れていたら明人さんを満足させてあげられたかもしれないのに、ごめんなさい」
私が未経験なせいだと思ったから、ついそう言ってしまったら、彼は低い声で否定した。
「俺は慣れた女性より、君がいい。だって君の初めてをぜんぶ俺がもらったわけだから。これほど最高に贅沢なことはないよ」
それを聞いて胸の奥がきゅうんっとなった。
わたし、明人さんにぜんぶ、あげちゃったんだ。
といっても、私はほとんど記憶がない。
だって、予想以上に衝撃的なことだったから。
それから私は明人さんに抱きしめられて眠った。
記憶が飛んでしまったと言ったほうが正しい。
ふと彼の胸の中で目が覚めた。
私がもぞもぞしていると、彼がそっと声をかけてきた。
「大丈夫?」
「……は、はい」
正直、恥ずかしくてまともに顔が見られない。
彼は私をぎゅっと抱きしめて額にキスをした。
「ちょっと無理させたかな。ごめんね」
「謝らないでください! 私のほうこそ、もっと慣れていたら明人さんを満足させてあげられたかもしれないのに、ごめんなさい」
私が未経験なせいだと思ったから、ついそう言ってしまったら、彼は低い声で否定した。
「俺は慣れた女性より、君がいい。だって君の初めてをぜんぶ俺がもらったわけだから。これほど最高に贅沢なことはないよ」
それを聞いて胸の奥がきゅうんっとなった。
わたし、明人さんにぜんぶ、あげちゃったんだ。