シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
わかるよ。
私だってこれ見て仰天してる。まさかここまでクオリティの高いものを提供してもらえるとは思わなかったから。
「SNSにアップしたい」
「え? だめだよ」
「冗談よ。わっ、見てこれ。たこさんウインナーだよ。穂高さんて可愛いんだね」
「どうしよ……食べるのがもったいない」
「写真撮っておけば」
「あ、そうか」
さっそくスマホで一枚写真を撮り、非常にもったいないけれど私はそれらを全部胃袋に収めた。
すごく美味しかったけど、同時に不安になった。
私はこんなお弁当を作る技術を持っていない。
鬱々とした気分になっていると、優菜が声をかけてきた。
「どうしたの? 波留」
「私、料理が下手なんだ。明人さんは別にいいって言うんだけど、なんだか恥ずかしくて……」
「下手なんじゃなくて、慣れていないだけよ。実家暮らしからの結婚だと最初はどうしてもそうなるよね。少しずつやってみればいいんじゃない?」
「そうだよね。何もしないよりは頑張ってみようかな」
「前向きに考えられるのが波留のいいところよ」
「ありがとう」
優菜をおかげで少し元気が出た。
今夜は私のほうが早く帰宅するだろうから、夕食にチャレンジしてみよう。
私だってこれ見て仰天してる。まさかここまでクオリティの高いものを提供してもらえるとは思わなかったから。
「SNSにアップしたい」
「え? だめだよ」
「冗談よ。わっ、見てこれ。たこさんウインナーだよ。穂高さんて可愛いんだね」
「どうしよ……食べるのがもったいない」
「写真撮っておけば」
「あ、そうか」
さっそくスマホで一枚写真を撮り、非常にもったいないけれど私はそれらを全部胃袋に収めた。
すごく美味しかったけど、同時に不安になった。
私はこんなお弁当を作る技術を持っていない。
鬱々とした気分になっていると、優菜が声をかけてきた。
「どうしたの? 波留」
「私、料理が下手なんだ。明人さんは別にいいって言うんだけど、なんだか恥ずかしくて……」
「下手なんじゃなくて、慣れていないだけよ。実家暮らしからの結婚だと最初はどうしてもそうなるよね。少しずつやってみればいいんじゃない?」
「そうだよね。何もしないよりは頑張ってみようかな」
「前向きに考えられるのが波留のいいところよ」
「ありがとう」
優菜をおかげで少し元気が出た。
今夜は私のほうが早く帰宅するだろうから、夕食にチャレンジしてみよう。