シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
次の土曜日の昼に明人さんとランチに行くことにした。
男の人とデートなんて初めてだから緊張する。
白のカットソーに膝下まであるベージュのフレアスカートを着ていくことにした。
スカートはプリーツになっていて、歩くとふわっと揺れた。
「お待たせしました」
待ち合わせの公園ではすでに明人さんがいたので足早に駆けつけた。
「急がなくていいよ」
明人さんの普段着。
初めて会った日はスーツ姿だったけど、Tシャツにジャケット姿も似合う。
「可愛いな」
「え?」
どきりとして胸の鼓動が高鳴った。
「あまり、おしゃれな服を持っていなくて……」
「似合ってるよ」
「ありがとうございます。あの、穂高さんも素敵です」
「ありがとう」
彼の微笑む表情に見事にやられてしまった。
「じゃあ、行こうか。店はここから近いよ」
「はい」
不思議。
こんなふうに男の人と一緒に歩く日が来るなんて。
それもこんなに素敵な人と。
実は今まで壊滅的に男性と接点がなかったので、一生こんなことはないのかもしれないと危惧していた。
私の部署は年齢の高い方々ばかりで、若い男性社員がいない。
明人さんのいる部署は若手が多く、華やかな印象だ。
だから、私とこうして会ってくれるだけで奇跡じゃないかって思う。
男の人とデートなんて初めてだから緊張する。
白のカットソーに膝下まであるベージュのフレアスカートを着ていくことにした。
スカートはプリーツになっていて、歩くとふわっと揺れた。
「お待たせしました」
待ち合わせの公園ではすでに明人さんがいたので足早に駆けつけた。
「急がなくていいよ」
明人さんの普段着。
初めて会った日はスーツ姿だったけど、Tシャツにジャケット姿も似合う。
「可愛いな」
「え?」
どきりとして胸の鼓動が高鳴った。
「あまり、おしゃれな服を持っていなくて……」
「似合ってるよ」
「ありがとうございます。あの、穂高さんも素敵です」
「ありがとう」
彼の微笑む表情に見事にやられてしまった。
「じゃあ、行こうか。店はここから近いよ」
「はい」
不思議。
こんなふうに男の人と一緒に歩く日が来るなんて。
それもこんなに素敵な人と。
実は今まで壊滅的に男性と接点がなかったので、一生こんなことはないのかもしれないと危惧していた。
私の部署は年齢の高い方々ばかりで、若い男性社員がいない。
明人さんのいる部署は若手が多く、華やかな印象だ。
だから、私とこうして会ってくれるだけで奇跡じゃないかって思う。