シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
6、夫が激甘すぎます
「穂高さんの奥さん!」
お昼休みに社内ロビーを歩いていたら急に呼びかけられた。振り向くと、見知った男性がそこにいた。彼は結婚式のときに来てくれた明人さんの後輩だったはず。名前はたしか……。
「浅井さん」
「あー、俺のこと覚えててくれたんだ」
「はい。結婚式ではありがとうございました。ゆっくり挨拶ができなくてすみません」
「いやいや。俺、嬉しいんだよ。無口で不愛想な穂高さんとこんな明るくて可愛い人が結婚してくれて」
えっ? 無口? 不愛想??
私が呆気にとられて絶句していると浅井さんは慌てて補足した。
「いや、会社での顔がね。あの人にこりともしないから、結婚式で笑っていたのが印象的だったなあって」
「……そうなんですね」
そういえば、私は社内で明人さんの顔を見たことがない。そもそも部署が遠すぎて会わない。
外では無口で不愛想な明人さんだなんて、そんなの想像できない。そんなことをふと思ってから、彼のそういう姿を想像して口もとが緩んでしまった。
「クールな明人さんも素敵です」
私が満面の笑みで答えると、浅井さんは一瞬驚いた顔をしてから爆笑した。
「あはははっ! 奥さん最高だな」
お昼休みに社内ロビーを歩いていたら急に呼びかけられた。振り向くと、見知った男性がそこにいた。彼は結婚式のときに来てくれた明人さんの後輩だったはず。名前はたしか……。
「浅井さん」
「あー、俺のこと覚えててくれたんだ」
「はい。結婚式ではありがとうございました。ゆっくり挨拶ができなくてすみません」
「いやいや。俺、嬉しいんだよ。無口で不愛想な穂高さんとこんな明るくて可愛い人が結婚してくれて」
えっ? 無口? 不愛想??
私が呆気にとられて絶句していると浅井さんは慌てて補足した。
「いや、会社での顔がね。あの人にこりともしないから、結婚式で笑っていたのが印象的だったなあって」
「……そうなんですね」
そういえば、私は社内で明人さんの顔を見たことがない。そもそも部署が遠すぎて会わない。
外では無口で不愛想な明人さんだなんて、そんなの想像できない。そんなことをふと思ってから、彼のそういう姿を想像して口もとが緩んでしまった。
「クールな明人さんも素敵です」
私が満面の笑みで答えると、浅井さんは一瞬驚いた顔をしてから爆笑した。
「あはははっ! 奥さん最高だな」