シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
「美味しい!」
味が染み込んだ鮭と野菜は白いご飯にとても合う。ワッフルを食べてしまったからそこまでお腹がすいていたわけではないけど、味を感じる余裕のなかったさっきとは違って今は本当に美味しい。
本能的に、私の体が明人さんとの食事を楽しんでいるのがわかる。
「ごちそうさま」
「おかわりしないの?」
「もうお腹いっぱいです」
そう言うと、明人さんは驚いた顔で目を丸くして言った。
「もしかして体調悪い? いつも2杯食べるだろ」
「いつもじゃないですよ! そんな、私が大食いみたいに……」
「間食したのか」
「えっ、はい。少しだけ」
ワッフル食べたなんて言えない……。
「それでも君の胃袋は関係ないと思うけどね。別腹だろ」
「ひ、ひどい! もう、明人さんたら!」
「悪いことじゃないよ。太っても可愛いから」
「言わないでよっ!」
ああ、いつもの私たちだ。
こうして美味しいものを食べながら笑顔で話す。私にはそれが当たり前で、明人さんは最初に出会った頃から変わらない。結婚したからって横柄な態度になったり命令したりしない。ずっとずっと優しい明人さん。
私との結婚生活を我慢しているようには見えない。
だけど私は鈍いから、気づいていないだけかもしれない。
味が染み込んだ鮭と野菜は白いご飯にとても合う。ワッフルを食べてしまったからそこまでお腹がすいていたわけではないけど、味を感じる余裕のなかったさっきとは違って今は本当に美味しい。
本能的に、私の体が明人さんとの食事を楽しんでいるのがわかる。
「ごちそうさま」
「おかわりしないの?」
「もうお腹いっぱいです」
そう言うと、明人さんは驚いた顔で目を丸くして言った。
「もしかして体調悪い? いつも2杯食べるだろ」
「いつもじゃないですよ! そんな、私が大食いみたいに……」
「間食したのか」
「えっ、はい。少しだけ」
ワッフル食べたなんて言えない……。
「それでも君の胃袋は関係ないと思うけどね。別腹だろ」
「ひ、ひどい! もう、明人さんたら!」
「悪いことじゃないよ。太っても可愛いから」
「言わないでよっ!」
ああ、いつもの私たちだ。
こうして美味しいものを食べながら笑顔で話す。私にはそれが当たり前で、明人さんは最初に出会った頃から変わらない。結婚したからって横柄な態度になったり命令したりしない。ずっとずっと優しい明人さん。
私との結婚生活を我慢しているようには見えない。
だけど私は鈍いから、気づいていないだけかもしれない。