《更新中》エリアーナの結婚 ~ 落ちこぼれ地味っ子令嬢は侯爵家令息の愛され妻?!私、お飾りのはずですが…?
「私は……あなたを裏切ってしまいました。とても……怒っていらっしゃると思います。何と言って謝れば良いのか……ずっと考えていました」

 アレクシスはエリアーナを一瞥すると、

「それよりも。君に聞きたい事がある」
 被せるように言う。

「その。身体に何か異変を感じたり、おかしなところは無いか?」

「……ぇ」
「君の異能、『王の()』だ。君自身が気付かぬうちに発現しているかも知れない」

「そんなっ、あり得ません……!」
「あり得ないとなぜ言い切れる、どうすれば異能が発現するのか、嘘偽りがどのようにわかるのかを君は知っているのか?」


< 162 / 207 >

この作品をシェア

pagetop