《更新中》エリアーナの結婚 ~ 落ちこぼれ地味っ子令嬢は侯爵家令息の愛され妻?!私、お飾りのはずですが…?
「そんな……危ない場所に、旦那様が赴かれるのですか?!」
「突入するわけじゃない、視察だけだ。危険は無いよ」
「危険が無いだなんてなぜ言い切れるのですか。それに、あの……その事と私の『罰』は、どう関係が?」
尋ねる声がつい尻すぼみになってしまう。
——まさかその敵のアジトに、旦那様の身代わりに行かされるとか……!
密偵《スパイ》に扮装した自分とアジト潜入後の想像を膨らませたエリアーナが恐々と青ざめていると。
「母上が望む『処罰』とは趣旨が違っているかも知れないが。一緒に来て欲しいんだ、《《君が嫌う》》私の、妻として」
「へぇ?」
何を言われたのかすぐには理解ができず変な声が出てしまった。
「あの……っ、どう言うことなのか、説明してくださいませんか?」
しどろもどろのエリアーナをアレクシスは表情を崩さずに見つめている。
——社交の場に《私の妻として》出席してくれ、とかならわかるけれど……。テロリストのアジトと《私の妻として》は、いったいどんな関係が?!
「突入するわけじゃない、視察だけだ。危険は無いよ」
「危険が無いだなんてなぜ言い切れるのですか。それに、あの……その事と私の『罰』は、どう関係が?」
尋ねる声がつい尻すぼみになってしまう。
——まさかその敵のアジトに、旦那様の身代わりに行かされるとか……!
密偵《スパイ》に扮装した自分とアジト潜入後の想像を膨らませたエリアーナが恐々と青ざめていると。
「母上が望む『処罰』とは趣旨が違っているかも知れないが。一緒に来て欲しいんだ、《《君が嫌う》》私の、妻として」
「へぇ?」
何を言われたのかすぐには理解ができず変な声が出てしまった。
「あの……っ、どう言うことなのか、説明してくださいませんか?」
しどろもどろのエリアーナをアレクシスは表情を崩さずに見つめている。
——社交の場に《私の妻として》出席してくれ、とかならわかるけれど……。テロリストのアジトと《私の妻として》は、いったいどんな関係が?!