君のことがずっと好きだった・・・今度こそ君を守る
再会
「今日からテスト1週間前だー。まだ入学したばっかりな気がするけど、もうテストなのか。嫌だー。」
真由はそう言いながら咲と教室を出る。
今日からはテスト終わるまでは部活動をしない決まりになっている。そのためいつもとは少し雰囲気の違う放課後となっていた。
「あっごめん。教室にノート忘れてきちゃった。真由さきに、下駄箱まで行っててー。」
「あっおけー。じゃあ下駄箱出たところで待ってるね。」
「うん。ごめんね。」
咲はそう言って教室に走っていった。
真由が待ってると聡に声かけられた。
「田辺ー、勉強してる?」
「まだそんなにしてないかなー。」
「俺、数学とか苦手だからやばい。赤点だけは回避しないと部活出来なくなる。」
「勉強苦手なの?」
「そうだね。ここの高校にはさ、同じチームでやってた廉さんと大地さんを追いかけて来た感じだから。3年の秋ぐらいから猛勉強してギリギリ入学できたって感じだからね。」
「そうなんだ。私も勉強得意ってわけじゃないし、お互い頑張ろ!」
「聡ーーー。女の子口説いてんのかー。」
大地に声をかけられる。
「違いますよ。クラスメイトと話していただけです。」
「なんだ、そうなんだ。じゃましてごめんね。」
「大地はなんでもツッコミすぎだよな。」
廉が笑う。
3人は仲良く話しており、真由も聞く。初めて近くで2人を見て、かっこいいと思った。とくに廉のイケメンぶりはやばいなと思う。みんなが騒ぐ理由がわかった気がした。
「真由ごめんお待たせー。」
咲が走ってやってきた。
「・・・咲?」
廉が声をかける。
咲は真由が聡と話しているのは見えたが、死角で廉と大地の存在に気づかなかった。話しかけられて咲はかたまる。
「えっほんとだ咲ちゃんだ。元気だった?」
大地も言う。
大地は廉の家に遊びに来てる時、咲もいることがあり、何度か遊んだことがある。
「お久しぶりです。真由帰ろう。」
「あっ・・・うん。」
咲は挨拶をして、帰宅する道を歩いた。真由も頭を下げて、咲を追いかける。
「咲、ちょっと待てよ。」
廉は咲の腕を掴む。
「いつ戻ってきたんだ。戻ってるなら、連絡しろよ。高校一緒だって言ってくれたら良かったのに。あれから体大丈夫なのか?心配してた。」
「体は大丈夫です。連絡せずすみません。さようなら。」
「咲、逃げんなよ。それになんで敬語なんだよ。」
「高浜(廉)さんは、先輩ですから。」
「よそよそしいなー。色々話したい。一緒に帰ろう。今はどの辺住んでんの?」
「一緒には帰りません。真由と帰るので。失礼します。」
「じゃあさ、みんなで帰ろうぜ。なっ。」
大地が言う。2人の空気があまりにも重く、我慢出来なかった。それに廉の今までの気持ちを知っていたので、ほっておけなかった。
「真由ちゃんって名前なんだよね。俺らも一緒に帰っていいかな?」
「はい。全然いいですけど・・。」
真由は廉と咲の関係に驚く。咲はサッカー部の話をしても興味なさそうな感じだった。廉と大地と咲は知り合いなのだろう。だが、あの廉が咲を追いかけてるようなこの雰囲気は衝撃だった。
真由はそう言いながら咲と教室を出る。
今日からはテスト終わるまでは部活動をしない決まりになっている。そのためいつもとは少し雰囲気の違う放課後となっていた。
「あっごめん。教室にノート忘れてきちゃった。真由さきに、下駄箱まで行っててー。」
「あっおけー。じゃあ下駄箱出たところで待ってるね。」
「うん。ごめんね。」
咲はそう言って教室に走っていった。
真由が待ってると聡に声かけられた。
「田辺ー、勉強してる?」
「まだそんなにしてないかなー。」
「俺、数学とか苦手だからやばい。赤点だけは回避しないと部活出来なくなる。」
「勉強苦手なの?」
「そうだね。ここの高校にはさ、同じチームでやってた廉さんと大地さんを追いかけて来た感じだから。3年の秋ぐらいから猛勉強してギリギリ入学できたって感じだからね。」
「そうなんだ。私も勉強得意ってわけじゃないし、お互い頑張ろ!」
「聡ーーー。女の子口説いてんのかー。」
大地に声をかけられる。
「違いますよ。クラスメイトと話していただけです。」
「なんだ、そうなんだ。じゃましてごめんね。」
「大地はなんでもツッコミすぎだよな。」
廉が笑う。
3人は仲良く話しており、真由も聞く。初めて近くで2人を見て、かっこいいと思った。とくに廉のイケメンぶりはやばいなと思う。みんなが騒ぐ理由がわかった気がした。
「真由ごめんお待たせー。」
咲が走ってやってきた。
「・・・咲?」
廉が声をかける。
咲は真由が聡と話しているのは見えたが、死角で廉と大地の存在に気づかなかった。話しかけられて咲はかたまる。
「えっほんとだ咲ちゃんだ。元気だった?」
大地も言う。
大地は廉の家に遊びに来てる時、咲もいることがあり、何度か遊んだことがある。
「お久しぶりです。真由帰ろう。」
「あっ・・・うん。」
咲は挨拶をして、帰宅する道を歩いた。真由も頭を下げて、咲を追いかける。
「咲、ちょっと待てよ。」
廉は咲の腕を掴む。
「いつ戻ってきたんだ。戻ってるなら、連絡しろよ。高校一緒だって言ってくれたら良かったのに。あれから体大丈夫なのか?心配してた。」
「体は大丈夫です。連絡せずすみません。さようなら。」
「咲、逃げんなよ。それになんで敬語なんだよ。」
「高浜(廉)さんは、先輩ですから。」
「よそよそしいなー。色々話したい。一緒に帰ろう。今はどの辺住んでんの?」
「一緒には帰りません。真由と帰るので。失礼します。」
「じゃあさ、みんなで帰ろうぜ。なっ。」
大地が言う。2人の空気があまりにも重く、我慢出来なかった。それに廉の今までの気持ちを知っていたので、ほっておけなかった。
「真由ちゃんって名前なんだよね。俺らも一緒に帰っていいかな?」
「はい。全然いいですけど・・。」
真由は廉と咲の関係に驚く。咲はサッカー部の話をしても興味なさそうな感じだった。廉と大地と咲は知り合いなのだろう。だが、あの廉が咲を追いかけてるようなこの雰囲気は衝撃だった。