君のことがずっと好きだった・・・今度こそ君を守る
しばらく歩いて、廉は咲に聞く。

「ご飯ちゃんと食べてるか?相変わらず細いけど。」

「食べてます。」

「そっか。なら良かった。じゃあちゃんと寝れてる?」

「寝てます。」

「それは良かった。夜道も歩けてる?」

「・・・歩けてます。」

「そっか。」
廉は最初の間が気になったが、突っ込まなかった。おそらくまだ克服しきれていないのだろう。それに昔より地味な印象だ。4年ほどたった今でも当時のことを抱えてるのだろうと思った。
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