君のことがずっと好きだった・・・今度こそ君を守る
試合前のミーティングをして、各自アップをする。

「大地、今日は頼むぞ。きめろよ。」

「もちろん。廉、いいパス頼むぜ。」

「分かってる。任せろ。」

「真由ちゃんと咲ちゃん来てくれてるかな?」

「来てくれるんじゃないかな。てか試合に集中しろよ。」

「分かってるよ。お前だって気になってるくせに。咲ちゃんの応援じゃないと頑張れないなんて堂々と言いやがって。恋愛はひとまずいいって言ってたのは誰だよ。」

「あれは仕方ないだろ。咲達はおそらく後ろの方に座ってるだろうな。前で応援するタイプには思えない。」

「そうだな。あっいたーー。」
大地はそう言って手を振る。真由は小さく手を振り返した。

廉は咲と目を合わせて、微笑む。咲は小さく頑張ってと言った。廉はありがとうと答えた。
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