君のことがずっと好きだった・・・今度こそ君を守る
遊園地当日。
4人は待ち合わせして出かける。

「キャーーーーー!」
ジェットコースターに乗って4人は叫んだ。

「めっちゃ怖かったけど、楽しかったー。」
真由は言う。

「怖すぎてやばかった。」
咲が涙目になっていた。

「咲、ジェットコースター苦手なら無理しなくても良かったのに。」
廉が言う。

「1人で待ってるの嫌だったんだもん。それにちょっと乗ってみたかったし。でも怖すぎたー。」

「そかそか。よく頑張ったな。」
そう言って、咲の頭を廉が撫でる。

その様子を真由と大地は微笑ましく見ていた。

その後もお化け屋敷や急流すべりなどたくさんのアトラクションに乗って楽しんだ。

最後に観覧車に乗ることにした。大地と真由、廉と咲で乗る。

「なあ咲、今日めっちゃ楽しかったな。」

「うん。本当に楽しかった。誘ってくれてありがとうね。」

咲が答えると、廉が急に改まる。

「俺さ、咲のこと好きだわ。前から好きだったけど、今日一緒に出かけてみて改めて好きだって思った。辛い思いはさせない。なんか言ってくるやつがいたら、俺がそいつらを黙らせる。付き合ってほしい。」
廉はまっすぐ目を見つめて言う。

咲は廉の目線に耐えられず、目を逸らした。
「私も廉が好き。」
咲は下を向き、顔を赤くして答えた。

「ありがとう。これからよろしくな。」
そう言って咲を抱きしめ、優しいキスをした。
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