星空の下でいつまでも君を想う


  
 ―――――――――
 ―――――


 ガチャッ

 「だだいま〜」


 「おかえりなさいー」


 ドアを開けるとご飯のいい匂い…


 「今日のご飯何ー?」


 「今日は、菜花の好きなクリームシチューよ。」

 
 シチュー…

 私の大好物!


 「本当!?やった~!」


 「うふふっ、本当よ。もう少ししたら用意できるから待ってなさい。」


 「はーい」



そう言うと、お母さんはまたキッチンへ戻っていった。

私のお母さんは普段から在宅ワークをしている。


帰ってくるとご飯のいい匂いがして、私が『今日のご飯何〜?』ってお母さんに聞くのがこの家のお決まりのよう。


当たり前だけど当たり前じゃないこんな会話に愛を感じている。


 よし、部屋着に着替えて部屋で待ってよう、


 部屋につづく階段をあがる。






  「あぁー何してよう‼」


 部屋にきたはいいけどベッドと机と本棚しかないシンプルな部屋


 声が響くほど無駄に広い、
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