星空の下でいつまでも君を想う
ありがとう。
「お母さん、ありがとう!」
私…頑張るから
―――――数日後、
時間ぴったりに玄関の扉を開ける私。
「おはよー!」
「咲妃!おはよう!」
私服姿の咲妃が元気よく挨拶してくる。
そう、今日は休みの日。
学校はないけれど、朝から咲妃とあるところに行く。
―――――――――
それは、お母さんにバイトの事を話した日の夜…
寝る前に私は咲妃に電話を掛けた。
いつも通り4コールで出た咲妃は、少しくぐもった声で応えた。
「もしもしー。ごめん、寝るとこだった?」
「うん、でも平気ー。いつもは私が掛けてるし!」
あはっと電話越しに聞こえてくる笑い声。