星空の下でいつまでも君を想う
「バイトよ、バイト!叔母さんには私が連絡しておくから、今週の土曜バイトの見学行くよ‼」
「は、はいっ!」
―――――――――
ということがあり、
私は、咲妃の叔母さんが働く病院に向う。
いつもの駅から2駅のところ
緩やかな坂道の先に大きくそびえ立つ病院。
青く澄んだ広い空がなんだかくすぐったいような、心地良いような。
「菜花ついたよー!」
すたすたと建物の中に足を進める咲妃
私も早足で咲妃の後についていく。
「お〜。ここが…」
「そう!ここが図書室。」
ぅわぁ〜
学校のと同じくらいの広い…
すっごく広い……
「あらっ!咲妃ちゃん?」
声のした方を見ると40代くらいの優しそうな雰囲気の女の人がいた。